優美もいつも太郎に仕掛けてばかりじゃない。
 時には太郎に好きにさせることだってあるのだ。

「ほら、いいよたろにい♪」
 そう言って優美はごろんと寝転がった。太郎も超巨体を見なれてるとはいえ、まだ小学校高学年の従姉妹のあまりの筋肉の発達ぶりに、改めて驚いた。
「どんな技でもいいよ〜でもあんまり痛くしないでね〜」
 リラックスして大の字になる優美。盛り上がった筋肉は脱力してたわんでいるが、そのボリュームにはやはり圧倒される。太郎としても、なにをかけてもこの肉体に効くとは思えず、しばらく呆然と優美の身体を見下ろしていた。
「…ね、優美の番でいいの?」
 まだまだ大きく発達しそうな超乳筋の向こうから顔を上げて優美が言う。
 太郎は意を決した。
 こういう時は単純な技に限る!
「おりゃー!」
 太郎は優美の左腕を掴むと腕ひしぎ十字固めをかけた!…が、優美の身体が分厚過ぎて足がかからない、上腕が太すぎて股に挟むというより抱え込むのがやっとで肘をしっかり引き付けられない。
 なにやら優美の腕にしがみついているナマケモノの様になった。
 しかし、そこからでも関節はきめれる!
「ぬお〜〜〜!!」
 太郎の気合いの声と共に優美の左腕の先に体重と力をかけた。
「お?おお?けっこうきいてる〜♪」
 なぜか嬉しそうに優美が言う。
「ふんぬ〜!!!」
 太郎が渾身の力を込めると優美の力の抜けた筋肉がゆっさゆっさと揺れた。
 たとえ凄まじい筋肉と筋力でも、きちんと関節が決まればそれなりに効く。しかし、太郎の全力と全体重をもってしても、優美の脱力した筋肉を揺らし、やや苦しめるくらいしかできなかった。
 そして、技をかけているはずの太郎はどんどん苦しくなっていた。
 なぜなら、優美の前腕に体重や力をかければかけるほど太郎の下半身にのしかかる優美の上腕が重くなるのだ。
 普通は上腕を支えに前腕をひねりあげ肘関節をキめるのだが、上腕を固定しようにもその上腕が太すぎて、この体勢だと関節がキまる前にかける方の身体が圧迫されるのだ。
 技をかけているのにギブアップする訳にはいかない太郎はなんとか優美の腕をキめようとする。
「ぬ〜!!まいったか〜!」
「…ね、いい?」
 優美の関節を本気でキめにかかっている太郎に優美はのんびり聞いた。
「ギブアップしないと腕傷める…ぐええ!」
 太郎が強がる途中で優美の反撃が始まった。
 怪力に任せてふりほどき…ではない。そのままの体勢で左腕に力を込めた。こうなると太郎が体重をかけようが力を入れようがもう動かない。
 そして優美の腕は力をこめられ生き物のように太くなりはじめる。そしてそのまま、その腕の下にある太郎の下半身を圧迫し始めた。
 優美は腕の位置を動かさないようにしているので膨張する分太郎の身体が圧迫されると言う訳だ。
「どうする〜?たろにい〜。このまま優美の腕のしたじきになっちゃっていいの〜♪」
「ゆ…優美ちゃ…ぎ…ギブギブ!…ギブアップ…た、たすけて…くるし…」
 太郎は自分が技をかけている体勢のまま逆に優美にやられてしまったのでした。

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